驚愕!ドラマーだけが知っている?シンバルレガートの秘密3つ

ジャズではお馴染み、ドラムのシンバルレガートですが、

チーンチッキチーンチッキ・・・という、4ビートのパターンです。

あ、ちなみに4ビートって良く言いますが、英語では「4th note feel」、あるいは「swing」、「straight ahead」です。まあ和製英語ですね。英語で「4 beat」というと、ジャズに限らず4拍子の曲ということです。

このジャズドラムでは基本の基本である4ビートのリズムですが、これがまた奥が深い!

センスのあるドラマーなら無意識にやってるかもしれませんが、是非他の楽器のプレイヤーも知っといて欲しい「シンバルレガートの秘密」について3つお話します。

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■テンポで違う

スウィングのリズムって、1拍を3連でとらえ、大雑把に言うと2拍目4拍目を3連の頭とケツに分け、譜面で書くとこんな感じですよね。

4beat
実際の楽譜にはこんなふうに符点8分音符と16分音符の組み合わせで書かれたり、8分だけで書かれることもあります。中には4分音符のみという時もあります。が3連というか、スウィングで演奏します。

laura

電子メトロノームとかに入ってるリズムパターンもだいたいこのとおりです。キッチリ3つに分かれてて、どんなテンポにしようと決して乱れることなく、正に正確無比です。

が、実際にはテンポで随分形が変わるんです。

簡単に言うと、BPM120くらいのミディアムテンポでは3連ですが、遅いと4連(符点8分音符+16分音符)、速いと8分に「ほぼ」なります。

わかりやすく解説してる動画がありましたので貼っときますね。

いかがでしょうか。

これぐらい知ってた?というか当たり前にやってましたか?

スウィングだからって、テンポに関係なく3連でやろうとしてませんでしたか?

テンポによってはスウィングがなんかぎこちなくなったりしますので、音源を良く聴くなりして譜面に書いてある音符に惑わされないようにしましょう。

■グレンミラーもベイシーも同じでいいの?

あと同じスウィング・ジャズでも、時代によってというか、アーティストによってもシンバルレガートのニュアンスが違います。

顕著なのが、グレンミラーとカウントベイシー。

この2つは良く演奏するアマチュアバンドも多いと思うのでわかりやすいかと思いますが、両方同じスウィングでやってませんか?

スウィングなので3連系には違いないのですが、大雑把に言って、グレンミラーはキッチリ3等分でジャスト、あるいは前乗りなのに対して、ベイシーは3連の3つ目がより後ろにある後乗り。ちょいタメた感じがしっくりきます。

さっきのテンポによる違いも大きいですが、このアーティストによる違いもかなり大きいですので、バンド全体の意思疎通をしっかりやっとかないとビミョーに合わない、まとまらないってことになります。譜面通りにやってたとしても。

まあ、うちのバンドはうちのリズムでやる!これがうちのベイシーだ!ということなら別ですが、あのベイシーの雰囲気を再現したい、ベイシーっぽさを出したい、「お~、ベイシーだねぇ」と言われたいなら、ただの3連レガートでは無理があります。

まあセンスのある上手いとこは自然とリズムがそうなってるの特に問題ないと思いますが、アマチュアの場合はその辺意識しないとキビシイですね。^^;

■インチキスウィングになってませんか?

あとドラマーで、このことは理解してて自然とやっているならいいのですが、

この記事の最初のほうで「チーンチッキチーンチッキ」と書きましたが、これ、本当は「チッキチーンチッキチーン」のほうが正しいって知ってましたか?

「チーンチッキチーンチッキ」は1小節を頭から、1拍目から書いてあるのに対し、「チッキチーンチッキチーン」は2拍目、あるいは4拍目から書いてあります。

ただ1拍目スタートか2拍目または4拍目スタートかというだけの違いではありません。実際に叩いてみればわかりますが、2拍目4拍目はアクセントが来る位置で、ハイハットも同時に踏みますから、音価が一番強くなる位置です。腕の動きも自然になりますので、こちらのほうが実は正しいんですね。

ジャズの、アクセントが2拍目4拍目に来るスタイルのリズムが、スウィングする秘訣になってるのかもしれません。
ですので、「チーンチッキチーンチッキ」のままだと、頭にアクセントが来てしまいがちで、これはイーンチッキイーンチッキ・・・インチキインチキ・・・インチキになってしまいますので要注意です。

普段ジャズに馴染みのない状態でジャズをやろうとしてもなんとなくノリが出ないのは、ドラマーのせいだったりしますので、CDなど音源を、お手本を良~く聴いて研究することをオススメします。

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ジャズの場合、この4ビートのノリを出すにはやはりドラムの責任重大です。シンバルレガートは生命線と言っていいかもしれません。ジャズドラマーにとってはそれこそライフワークと言ってもいいくらい、ずっと研究が続くテーマだと思います。私もずっと研究中です。

なので、日頃からドラマーは常に色々なものを聴いて見て研究し、実際に演奏する時にはそれを皆に示してあげてください。

ドラマーはただのタイムキーパーではありません。グルーヴを先導するリーダーとしてバンドを引っ張ってください。

引っ張られる方も、そういうのを理解するとリズム感が良くなりますよ。
それには自分でもドラムやってみるのが一番!・・・とまた言ってみました(^^ゞ

それではまた(・∀・)

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