ホント?ゴーストがドラムのリズム感を良くするなんて・・・

ゴースト○○○・・・っていうと、何を思い浮かべますか?

ゴーストタウン、ゴーストライター、

ただの幽霊、お化け^^;、映画のゴースト?・・・は別にして、ゴーストなんとかっていうと、なんか表の世界じゃない、隠微なイメージ。まさに「裏」の世界ですよね。

表立っては存在しない、ないものとされているのに、実は必要で、すごく大事な存在だったりして。

今回は、音楽それもリズム楽器に特に関係ある「ゴーストノート」のお話です。

え?それがリズムに関係してるのかって?

大有りです。

こないだのチキチキチキチキ・・・に関係してます。

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■ゴーストノートとは

ゴーストノートと日本語では言ってますが、英語ではGrace Noteらしいですね。

ドラムやベース、ギターが演奏する時に音符と音符の間に入れる、ちょっとした、ホントに小さな音なんですが、リズムにノリを出すというか、これを入れることでグルーヴ感が出ます。これがあるのとないのでは、聞いた感じが全然違います。

ドラムの場合で言うと、リズムパターンを叩くとほぼ無意識に入れている程で、うまい人は大体入れています。というか、これがないとノリが出ないし、これを入れることで安定してリズムキープができるんです。特にジャズ・フュージョン系だと必須ですね。

入れていると言っても、ホントに触ってる、ちょっとだけ鳴らしてる音なのであまり聞こえません。特にライブとかPAで増幅してるようなステージだと、客席からだとほとんど聞こえません。アコースティックなライブやほぼマイクなしとか生ドラムだとだいぶ聴くことはできますが、聞こえないとは言ってもあるとないとでは大違い。音楽の表現にはとても重要です。

わかりやすく説明してあるサイトがありましたので紹介しますね。

https://drum.studiorag.com/ghost-note-practice

■両手両足で16フィール

で、こないだのチキチキチキチキですが、これ、ハイハットを両手で交互に叩いてる音ではありません。

う~ん、でもこの書き方だとそういう感じですね。すみません。

ドツカツタカツカドツカツタカツカのほうが正しいかな^^;
譜面で書くとこんな感じです。

ghost1

上段(黒)の×がクローズド・ハイハット
中段(緑)がスネア( )はゴーストノート
下段(赤)がキック
こうやって見てみると複雑そうに見えますが、以前の記事でも書いたように、ドラムを叩く時は、両手両足はそれぞれ別々に動いてはいますが、あくまでもそれぞれの役割は決まっていて、両手両足で一つのリズムを作り出しています。

右手は8分を刻んで、左手はその裏と2拍4拍のアクセント、右足は符点8分と16分音符の組み合わせを1拍目と3拍目 ですので、非常にシンプルです。

左手の()の中、ゴーストノートがポイントですが、これは実際にスネアドラムを叩いてみないと実感できないのでピンと来ないかもしれません。

ですが、こうやって1小節を16で分割してノリを出しているというのはわかるかと思います。

■8分の裏、裏をつかめ!

この例に出したリズムのように、8ビートではあるが16分のフィールがある曲というのは非常に多いです。基本は8ビートだけど8分の裏(16分)をハッキリ感じる、あるいはしっかり感じるべきビートということですね。

あともちろんテンポでも違うし、あと16分のフィールもハネるかハネないかでずいぶん違ってきますし、ハネるにしてもどんな感じでか・・・とか、もうこれはドラマー本人のセンス、感じ方によるところも大きいです。このあたりは本当に奥が深い!このサイトでも追々書いて行きたいと思います。

上で紹介したサイトにも書いてありましたが、こういう8ビート系の他にも、シャッフル、ブルース、スウィングとか色々ありますが、ドラマーはこうやってノリを出し、リズムを作り出しています。

ポイントは、16フィールなら上で説明したパターンのように16分で身体のどこかは動いていて、強弱をハッキリ付けてビートを叩き出してるということです。

つまり、16分をずっと両手両足で表現してるので、頭で感じてるよりずっと確実にテンポもキープできるということです。

ですのでこれがわかれば、他の楽器をやってもリズムが乱れたりすることはなくなると思います。
まあ、実際にドラムをやってゴーストノートまでマスターするのは、それはそれで大変かもしれませんが、その感覚を掴むだけで、リズムに乗って演奏することはなんてことなくなるはずです。うまい人は自然とそれができています。

まずはリズムがどんなリズムなのか、良く聴いて理解しましょう。

そしてそれを身体を使って再現。その感覚を持って演奏するとバッチリリズムに乗った演奏ができるはずです。

———-

ドラムでフィルイン、所謂オカズを入れる時も、音符と音符の間をなるべく空けないでゴーストノートとかそれに近い装飾音符などを織り交ぜると、かなりカッコいいフレーズになったりします。

タンタタンタンタンタンタタンタタ・・・とかいうフレーズでも、「ン」の位置にゴーストノートを入れるだけで、なんか粋なフレーズになります。

ジャズの場合は特にですね。あとロール、ダブルストロークを織り交ぜる感じです。

このへんは私も苦労しました。ロックとはまるで違いますもんね。まあ色々聴いて研究した結果です。まあまだまだ研究は永遠と続きますけど、聴いて、見て、やってみる。これに尽きるかと思います。

えーと、今回はなんかドラムのテクニック的な話かと思えば、他の楽器にも通じるリズム感の話になっちゃいましたが、ドラムに関する色々なテクニックについても、これから追々紹介していきます。今日も良くわからない用語とか出てきたりしてすみません。用語集とか作ったほうがいいかな・・・^^;

あと今回の記事は昨日のにも大いに関係してますので、良かったらぜひ昨日の記事も参考にしてくださいね。

実感!リズム感を鍛えるのにドラムが有効な理由とその効果3つ

それではまた(・∀・)

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