ホント?ドラムがこの世で一番簡単な楽器という7つの理由

先日から、リズム感を鍛えるにはドラムをやるといいと言ってますが、今この世にある楽器の中で、一番簡単な楽器はドラムだと思うんですよね。

自分が遊びでやってみたらなんとなくできたから・・・というわけではありませんが、昨日書いたようなごく簡単なリズムパターンのように、本物の楽器がなくてもできるようになるのです。

その他にも理由はありますので、それを7つほどお話しますね。

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1.叩けば音が出る

これはもうそのままで、ドラムとか太鼓って、誰が叩いても音が出ます。
まあとりあえず音が出せても演奏するというレベルに行くにはもう一段階あるし、熟練者と素人じゃ明確な差があるというのは事実ですが、他の楽器と比べればその「壁」は超低いです。

管楽器、それも金管楽器なんか音出すの大変ですよね。人によってはすぐ音が出るかもしれませんが、なんとか出ても、きれいな音になるには相当時間が必要です。私もそうでした。^^;
弦楽器だって、バイオリンにしろギターにしろ、ちゃんと音を出せるようになるにはそれなりに技術が必要です。ギターでFのコードが押さえられなくて挫折・・・とか良く聞きます。

でもドラムの場合、叩けばそれなりにいい音で鳴りますからね^^;それでもリズムに合わせて適当に叩いて合わせるなんんてのは、音楽をやったことのある人なら楽勝なんじゃないでしょうか。

2.簡単な8ビートなら未経験でもすぐできる

昨日説明したように、極々簡単な、シンプルな8ビートなら、すぐ誰にでもできるようになるでしょう。
あれは単純な身体を動かすゲームのようなものですから、やったことない人でも1時間もやればできるんじゃないでしょうか。

両手両足をバラバラに動かさなきゃいけないと思ってる方も多いかもしれませんが、昨日説明したように一つのリズムを両手両足で分担してるだけです。しかも昨日のパターンだと左足は使いません。

3.これができればカッコいいテク「ロール」だって

アマチュアドラマーで一つ壁があるとしたら「ロール」なのですが、あ、ロールわかりますよね?

何かの賞を発表する時とかに鳴るドラムロールです。「ザーーーーッ」という連続音は、これだけで「お、上手い」と思わせるものがあります。

でもこのロールだって、やり方、コツを覚えれば誰にでもすぐできるようになります。ここではその説明は省きますが^^;

ちなみにポップスやロックでこのロール使うことって、めったにないです。でもこれができれば初心者卒業と言っていいんじゃないかな。

4.間違いが目立たない

音階がある楽器で音を間違えると、かなり目立ちますよね。メロディの途中1ヶ所音が違ってるだけでもそれはアウトです。
同じコード進行で演奏してるのに一人だけコード間違ってると・・・そこだけグシャグシャになっちゃいます。

それに比べると、ドラムは音階はないので、当初やろうと思ってたのと違うところを叩いたとしても・・・音楽的にはたいした影響はなかったりします。

スティーリー・ダンの『 Aja 』のスティーブ・ガッドみたいに、興奮しすぎて空振り(?)してリムを「カツッ」って叩いてる、明らかに間違ってるとこがあるのですが、それでもOKというか、名演になって残ってるものがあるんですから、タイミングが外れなければ何叩いてもOK・・・なとこあります。

この『 Aja 』、私も超好きなアルバムで、今も良く聞いてます。ドラマーではスティーブ・ガッドの他、バーナード・パーディとか、ベースにチャック・レイニー、ギターにラリー・カールトンやリー・リトナー、サックスにウェイン・ショーターなどなど、当時の(今でもですが)超一流スタジオミュージシャンが参加してる、名盤中の名盤です。是非聴いてみてください。

Aja
Aja

5.同じパターンが他の曲でも応用可

ポピュラーミュージックにおいて、使われてるリズムパターンは大きく分けて、昨日やった8ビートの他は、16ビート、シャッフル、スウィングとかの3連系になります。

特に8ビートなんて超一般的ですから、これさえできればほとんどの曲に対応できると言ってもいいでしょう^^;

あとはその曲によってニュアンスとか細かいとこの違い、あるいはベースラインによってもベードラのパターンが変わってきたりしますが、やり方は昨日説明したのと同じです。

他の楽器の場合、曲が違えばキーやコード進行が違ってくること考えれば、なんと楽なことか!^^;

6.体力は不要

ドラムって全身使って叩いてるのでむっちゃ体力要りそう、とか良く思われるのですが、実はそんなに体力も要らなければ力も要らないので疲れません。

まあ速い曲をずーっと叩き続けるには慣れないとかなりきつそうですが、他の楽器よりは体力いらないんじゃないでしょうか。

プロの演奏とか見ると、大汗かきながら髪は振り乱して、超ガシガシに叩きまくってますが、あれは半分アクション、振り付けの一種だったりします。

本当は力入れなくていいんですよね。スティックだってがっしり握らなくてほとんど落ちそうなくらい、とにかく脱力することが大事だったりします。

なんでもそうだと思いますが、とにかく力むとろくなことはない。ガチガチになって叩いてもぎこちない、ガチガチなリズムにしかなりません。音はでかいかもしれませんが、決してきれいな音にはならないはずです。

7.楽器がなくても練習できる

ほとんどの人はそうだと思いますが、自宅でドラムが叩ける環境がある人なんてそうそういないですよね。

じゃあどうやって練習してるかというと、ほぼイメージトレーニングです。

昨日説明したように、それぞれの手足でやることがわかれば、それを順番に自分の身体を使って動かしてみるだけですので、スティックを持つ必要もなければ本物のドラムを叩く必要もありません。

私もバンドの練習はだいたい月一なのですが、スタジオでしか本物のドラムは叩きません。あとの日は音源を聴いてどう叩くかイメージするだけです。

まあ、難しいことは頭の中ではできても実際には難しいこともありますが、これで上手く行かず苦労したことはありませんし、どんどん上手くなってるように思えます。

まあ、イメージすることもなくなったら音楽もできないでしょうね。普段何もしてなくてたま~にスタジオ入っても・・・無理だと思います(・・;)

———-

・・・とまあ、ドラムが簡単な理由を述べてきましたが、「簡単なものほど奥が深い」ですから、極めようと思ったら相当大変です。
素人とプロでは同じことをやっても全然違ってたりします。

ですから趣味レベルで楽しむとか、リズム感を良くするためにちょっとかじってみるには敷居が低くて取っ付きやすいと思うんですよね。
というわけでこのサイトではドラムをやることをオススメしてます。

実際他の楽器が本職の人でも、ちょっとドラムができるという人多いです。
ビッグバンドで良くお世話になってるT先生も、リハの途中にリズムのニュアンスを伝えるため自分でドラム叩いたりします。
バンドのメンバーにも、ギターやベースやっててもドラムがちょっとできるって人、結構いませんか?

もちろん楽器として本格的に取り組むのも、もちろんオススメです。
他の楽器では挫折しやすい「壁」が、ドラムの場合少ないし断然低いです。

それにドラムは大抵のスタジオに置いてありますから、ギターやベースのように楽器を持ち歩かないでいいです。移動が超楽です。
まあ持ってもマイスネアとかスティックケースぐらいですかね^^;

ドラム、やりませんか?(・∀・)

意外と、楽勝ですよ^^;

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コメント

  1. ガブリアス より:

    ドラムですね。できたらいいなとは思っていますがめっちゃ難しそうだと思っちゃうんですよね…

    というのも、和太鼓やカホンなら結構細かいリズムもできるんですが、ドラムとなると即興でいろんな曲に合わせるとか無理です…

    カホンだと一カ月もあればどんな曲でも気持ち良く演奏できるんですけどね。3か月あればインテンポでもキレッキレにできるし。

    もともと、和太鼓長くやってたからカホンすぐできるようになった。手のはあるかもしれないんですが、やっぱドラムは…簡単な8ビートや16ビートしかできませんorz

    一応超簡単なリズムとかならまだできるんですが…
    でも案外自宅でもそれなりに練習できるみたいなんで、今度叩く機会があるまでにちょっとこんづめてやってみます。

    • marubone より:

      コメントありがとうございます。しばらく放置してまして気づくのが遅れてしまいました(^^;;
      そうですね、足は慣れないと難しいかもしれないですね。私も細かい動きはちょっと苦手です(^^;;
      が、やっぱり慣れちゃえば後は繰り返しなので練習あるのみだと思います♪
      私もがんばります(^ ^)

  2. ガブリアス より:

    後よければ見て行ってください↓

  3. 名無しさんなどではない より:

    ドラムって習得するのは簡単だけど難しいフレーズを完璧にしたりプロみたいになろうってなると結構難しいです。それに、速さではなくグルーブもありますしね(笑)

    • marubone より:

      コメントありがとうございます。
      そうですね、「簡単」とはいってもやればやるほど奥が深いし、突き詰めるのは難しいです。
      まあそこが楽しいのであって、ドラムに限らず楽器の、そして音楽の魅力の一つではないでしょうか。
      私も日々悩み、楽しんでおります。

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