音楽楽しんでますか?
楽器は楽しくてやってるけど、
「なんか人と合わないんだよな~」とか
「楽譜どおりに吹いてもなんか変・・・リズム感悪すぎ?」
というふうに、リズム感に悩んだりしてませんか?
元々センスがいいとか、子供の頃から特別に教育を受けてきた人でもなければ、
「リズム感とか良くわからない」
「みんなと一緒にやればわかんないし、今までもなんとかなってきた」
(いやいや、ズレてんのバレバレですよ?^^;)
・・・と、半ばあきらめてませんか?
学校でリズム感については教えてもらってないしね。
リズム感を養うのに、年齢が若いのに越したことはありません。
が、大人になっても、中年になっても、ちゃんと理解し、反復し、意識していけば上達します。
ここにリズム感を鍛えるための7つの秘訣を紹介します。
■ウラを感じる
よく言われることですが、これに尽きます。
ウラとは裏拍のことですが、これを感じることでそのリズムをキープでき、ノリがわかります。
リズムに乗って演奏することができます。
特に欧米を中心としたポピュラーミュージック、ブラックミュージックは、この「ウラ」を意識したリズムがわからないと楽しめないし、表現できません。
ただ、音楽によっては同じ「ウラ」と言っても微妙に違ってたりします。ジャンルが違えばもちろんリズムも違いますし、ウラのニュアンスもそれぞれ違ってきます。
プレイする人によっても違うし、まあそれはその人の個性だったりもしますが、同じ曲でもリズムの取り方一つで全然違うものになったり、リズムというものは本当に奥が深いです。
■メトロノームを使って練習する
「ウラ」を取れるようになるため有効なのが、メトロノームを使って練習することです。
非常にオーソドックスなやり方ですが、これで地道に基礎練習することが、リズム感向上の一番の近道と言えます。
ただ、これって実は面白くないんですよね。
面白くないからってやらないといつまで経っても進歩はないので、やるしかないのですが、なるべく大勢でやると、ゲーム感覚でできたりして楽しくできます。
最近は音楽系のスマホアプリもかなり充実してるので、一人でもまさにゲーム感覚でトレーニングができます。
メトロノームを使っての練習の仕方、ゲームやスマホアプリについては、追々説明していきますね。
■複数のことを同時にできるようにする
楽器を演奏するということは、自分の体の複数の箇所を使って音楽を表現するということです。
息を吹き込んで楽器を鳴らすだけじゃなく、目では譜面を追い、指とか手を動かして楽器を操作し、自分の音を聞きながら周りの音や人に合わせる・・・
ただでさえ高度なことを同時にやっているのに、リズムに合わせなくてはいけないわけです。
これはちょっとすぐにはできない・・・と思いますよね。
でも人間ってすごいもので、最初は苦労するけど、できるようになればなんてことなくなります。
自転車だって、車の運転だってそうです。
たいていの人にとっては、なんてことないですよね。
だからリズムに合わせて演奏する、リズム感良く演奏するのは、実は難しいことじゃ全然ないということです。
■ドラマーになる
もう亡くなってしまいましたが、私が大好きなサックス奏者、マイケル・ブレッカーが言ってました。
「リズム感が良くなりたかったらドラムをやれ」と。
彼が言ってたから始めたわけじゃありませんが、私もドラムを本格的にやるようになって、リズムのことが良くわかってきました。
リズムの構造がわかると、走ったりもたったりすることがなくなり、どんな曲でもリズム感良く演奏することができます。
でもドラムなんて、そんな、手足をバラバラに動かせないよ!
できるわけない・・・
という方がほとんどでしょう。
でもこれもちょっとした訓練、練習ですぐにコツがつかめるはずです。
何もスーパードラマーになってデビューしろというわけではありません。実際にドラムセットが叩けなくてもOKです。
単純なパターンだけでも叩けるようになれば、リズムが良くわかってきます。
練習方法についてもこれから紹介していきますね。
■普段から意識する
子供の時からリズム感を叩きこまれてきてなければ、普段から意識しないとなかなかリズム感は定着しません。
さっきの例でも上げましたが、自転車や車の運転をするくらい生活の一部にならないと、自分の中にリズム感が定着していきません。
ちょっと気を抜くと忘れちゃうというやつです。
普段って、どういう時に意識するのか。
これから追々紹介していきますが、本当にいつでも、です。
歩いてる時でも、食事の時でも、
音楽をやっている時、聞いている時に限りません。
■いい音楽、好きな音楽を聴きこむ
音楽を聴くことは良くあると思います。
好きならば尚更のこと。
でもどのくらい聴いてますか?
時間ではありません。
どんなリズムで、どんな楽器が鳴っている、重なってきてる、あのフレーズのタイミングは?このグルーヴ感最高!
・・・
まあ何でもいいのですが、ただ聞き流すのではなく、リズムを中心に音楽を分析するかのごとく聴きこむのです。
ソラで歌えるくらい、そう、頭の中で再生できるくらい聴くと、その曲のノリがわかり、自分でも再現できやすくなります。
あ、リズム感に関してですよ^^;
実際にその通り再現するには楽器も違えば環境も…というか技術的には不可能なことも多々ありますけど、
まずはその曲の雰囲気を本物に近づける、上手く、それっぽく聞かせるためにはオリジナルのお手本をそのまま真似ることです。
まあこれは管楽器がフレーズの吹き方とか、アドリブのラインをコピーするのも同じです。
■【緊急措置的】できる人、上手い人に聞いてもらい指導してもらう
これは30分くらいとか、短い時間で、例えばパート練習とか、何人かが集まって練習する時とか、リズム感を合わせるのに比較的即効性があるやり方です。
長期的にリズム感を養う・・・のではバンドのリズムはなかなか合わないので、その場しのぎ的なやり方ではありますが、これはこれでバンドの演奏がかなりまとまります。
まあ、もっとも指導してくれる先生や指導者によるんですけどね。
仲間内でもリズム感がいい人がいれば意見を聞くとか、お互い話し合いつつ良くしていくことは可能ですが、教えるのが上手い人だと本当に効果はすぐ出ます。
私が所属するビッグバンドでも毎月のようにプロの指導を受けてるんですが、相当上手くなりました。
この内容についてもこれから折に触れて紹介していきますね。
—————
以上、ほんのさわり程度の説明になってしまいましたが、これからこのブログでは、上に挙げた内容をさらに深く掘り込んで、画像や動画も含め詳しく解説していきます。
時々自分のバンドのライブのこととか、音楽にまつわる気になる出来事や話題についても書くかもしれません。
好きで音楽やっているわけですから、とことん楽しみたいですよね。
リズム感を鍛えることは、人生を豊かにする、とも言えます。
私も音楽をとことん楽しみ、このブログもどんどん更新していきますので、よろしくお付き合いください!
リズム感について何か聞きたいこと、悩みなどありましたら、コメント欄からコメントするなり、「お問合せ」からメッセージください。
私なりにお答えします。
ではまた\(^o^)/
コメント
初めまして、サックスの練習を独学で初めてからまる2年になります。最初の年は歌謡曲を、今年からはあこがれのジャズにチャレンジ、しかし今更ながらリズム感の無さに自信喪失。特に頭出しや長短の休符の後の出だしのタイミングが難しく苦労しています。リズム感を養うのにはドラムの練習が効果的だとか?あるいは踵を挙げるのもよいとか?他には耳コピーが良いとか、来年中にはテイク5や黒いオルフェをマスターしたいと思っていますがベストの方法を教えて頂けたら大変感謝です。