「○○の良い子悪い子普通の子」みたいですが、(古っ)
リズム感も人それぞれです。
このサイトは「リズム感」について色々と書いてますが、そもそも「リズム感」って何でしょう。
今更ですが、そこから行きましょうか^^;
■リズム、テンポ、リズム感
先日ニュースで知ってビックリしたのですが、咽頭がんにより、声帯の全摘出をしたつんくさん。
ボーカリストで声を失うって、どれだけ大変な決断だったか・・・
まあ命には変えられないから、しょうがないのかもしれませんが、まだまだ色々な有能な人をプロデュースしてくれるでしょう。
彼はゲームの「リズム天国」もプロデュースしてるのですが、リズム感について語っているソースが結構有り、それがかなりわかりやすいので引用させていただきたいと思います。
音楽におけるリズムというのは、音が繰り返される時間的なパターンのことを差します。
そして、1分間に120回、拍を打つ、というようにリズムの速度を表すのがテンポです。
あくまでもリズムは、「タタタタ」が「タッタッタッタッ」というようにテンポが変わってもずっと時間的なパターンとして流れていくものなんです。
で、リズム感というのは、そのリズムの流れに対して、自分がどのように動いていくかということなんです。たとえば、「タタタタ」というリズムがあったとしますよね。
その「タ」、「タ」、「タ」、「タ」というそれぞれの音を、地面に置かれたポールだと思ってください。
テンポは一定ですので、それぞれのポールは等間隔で置かれています。
そのポールの間を自分がスラロームしながら移動していく、そのスラロームの仕方がリズム感なんです。
リズムに合わせてずっと時間をキープしていくということですね。・・・ほぼ日刊イトイ新聞より
えー、後半のスラロームはわかりやすいかどうか?ですが^^;、まあ、リズムに乗って体を動かしたり、音楽を演奏したりする能力・・・がリズム感です。リズムの感じ方、捉え方でリズム感が良い悪いの差が出てくるんですよね。
■リズム感の良い人と悪い人の違い
リズム感の良い人は、「タ」、「タ」、「タ」、「タ」というそれぞれの音の間を等間隔で動け、リズムに合わせてずっと時間をキープできる人。
リズム感の悪い人は、それができない人・・・となりますが、リズム感の極端に悪い人って、そういないと思うんですよね。
例えば、音楽に合わせて手拍子を打ったとして、大抵の人はできますよね。まあ細かいところは微妙にズレるとは思いますが、だいたいは同じようにできると思います。
ただそのリズムの感じ方や捉え方が人それぞれで、どんなリズムなのか、意識して理解すれば、微妙にズレていたものもピッタリ合ってくるはず。
このサイトでもしばしば言ってますが、リズム感を鍛えるには、とにかく意識すること、リズムを数えることだと思います。
ただ、音楽に合わせて手拍子は打てても、楽器を弾きながらだと合わなくなる、人と一緒にやると微妙にズレる、といった悩みが多いのも事実。
これらは楽器自体の練習不足の他に、楽器弾くのに一生懸命でリズムが聞けてないとか、リズムを体で取れないといった、何か一つのことをやりながらだと、もう一方はおろそかになっちゃうというパターンです。
なので、特に意識しなくても自然とリズムを聞けるようになる、体でリズムが取れるようになることが必要で、これは自転車に乗れるようになるとか、車の運転ができるようになるといったことと同じような「慣れ」の世界なので、誰にでもできるはずです。
■リズム感の不思議な人
リズム感について、余談ですがもう一つ。ただリズム感の良い人悪い人ではなく、不思議な人もいるんですよね。
まあ、まったく拍の概念のない人、リズムを数えられない人、何をやってもテンポが変わらない人・・・など、理解不能な人もいるのは事実ですが、音楽やってても、バンドやっててもそういう人います。
まったく、頭の中がどうなってるのかわからないのですが、この人はボーカルなのですが、同じテンポ、リズムをキープできてるのですが、周りと微妙にズレてて、最初から最後までズレたまま。たまにズレるとかならわかりますが、ここまでズレたままキープできるって、良く出来るなと、逆に感心するほどです。
また、これは私も所属してるビッグバンドにいた方ですが、ギターなのにテンポに合わせてカッティングができない(合わせる気がない?)。いくら言っても直らないので、周りはギターは聴かないようにして、ないものとして演奏してる・・・といった不思議な現象が起きていたことがありました。これも客観的に見れば変ですよね。恥ずかしいですが、色々大人の事情もあったりで・・・^^;
他にリズム感の不思議な人、いませんか?
人から聞いた話でもいいので教えて欲しいです。
■(オマケ)黒人はリズム感良いの?
あと、黒人ってリズム感は元より良いものと思いますよね。日本人よりはるかに。
彼らはもう生まれ持ったモノが違います。彼らのノリ、リズム感に憧れブラックミュージックを愛するようになった・・・という方も私を含めて多いと思います。
が、そこは同じ人間。黒人にもリズム感悪い人、いるんです。
一度スタジオに入ったことあるんですが、たまたま知り合ったジャマイカ人(素人)が、ボブ・マーリー歌えるよというのでスタジオでセッションになりました。が、こいつがまったくの素人で、歌えるどころかリズム感もナシ。その時はなんでそうなったのかわかりませんが、口だけは達者な奴も多いんですね。
でも黒人にだって、リズム感悪い人はいても不思議じゃないです。人間皆それぞれです。人種によってもある程度特徴とか傾向はあるでしょうけど。
あ、日本人のリズム感についても、近いうちに書きますね。
日本人も捨てたものじゃないですよ?
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まとめますと、
音楽におけるリズムというのは、音が繰り返される時間的なパターンのこと。
そして、1分間に120回、拍を打つ、というようにリズムの速度を表すのがテンポ。
リズム感というのは、そのリズムの流れに対して、自分がどのように動いていくかということ
リズム感を鍛えるには、とにかく意識すること、リズムを数えること。
特に意識しなくても自然とリズムを聞けるようになる、体でリズムが取れるようになることが必要。つまりは「慣れ」。
常に意識して、慣れることですね!
慣れればなんてことなくなります。
このブログの最初のほうでも書きましたが、超簡単!です。
以上。
それではまた(・∀・)