リズム感は普段から意識するようにすればどんどん良くなります。
大抵の人はリズム感を持っているはずなのですが、普段何の意識もしてなければ、イザという時「あれ?(合わない^^;)」「俺ってリズム音痴?」・・・ってことになります。
昔やったけどしばらくやってなかったらできなくなったとか、以前習ったのにそのままにしてたらすっかり忘れたとか、結構ありますよね。
そして、以前得意で良くやってたけど最近はやってなかった。久し振りにやったらできなかったけど、ちょっとやったら思い出した・・・というふうに、人間一度できたものは忘れないものです。
音楽をやってるなら、リズム感が悪いのは致命的。
合わせられないと、そもそも他の人とうまくコミュニケーションが取れないってことになります。
普段から何を、どういうふうに意識すればいいのか、3つご紹介しますね。
1.音楽を聴く時は必ず身体のどこかでリズムを取る
会社への行き帰りの電車の中とか、音楽を聴くこと多いと思います。
てか、部屋でオーディオセットの前でじっとして・・・なんてのもまずなくなりましたから、ほとんど電車で、スマホ使ってイヤホンでって感じですね。
その時、ただ聞き流すとかBGMとしてただ楽しむのもいいんですが、どうせならリズムを意識して聴いてみましょう。
リズムを意識する・・・とは、身体のどこかでリズムを取るのです。
まあどこでもいいですが、電車の中とかが多ければそうそう大きな動きはできませんから、スマホを持ちながら指でタップするようにとか、ポケットの中で指を動かすとか。立ったまま手を下ろしてれば自然と太ももに手が当たってるでしょうから太ももを指で叩くとか。
あるいは足で、それも座ってるならかかとかつま先を上下させる、それも迷惑掛かりそうなら靴の中で指先を動かすだけでもいいです。
とにかく身体の何処かでリズムを刻むのです。きっちり裏を感じながら。
まあほとんどドラムを叩くイメージですね。
ドラムに関しては、これから書いていきますのでそちらを読んでいただくとして、聴いている音楽がどんなリズムを刻んでいるのか、考えながら、感じながら聴くと、リズムがわかってきますし、それに乗せてどう吹くか(管楽器の場合)わかってきます。
音楽を聴く時はボーっと聴かないということです。常にリズムを意識することで、実際に演奏する時のリズム感に自信を持つことができます。
2.音楽が聞こえてきたら常にリズムを意識する
音楽を聴いている時はもちろん「裏」を感じてリズムを意識しますが、その他にも街中で、あるいはテレビを見ていても、今は日常生活でも音楽と触れ合う機会多いですよね。
どこかのお店でかかってる曲とか、駅で流れる発車の音楽もそう、街頭で流れてる誰が作ったかもわからないような音楽・・・
こういったものも、聞こえてきたらリズムを取ってみるのです。
実際に指を動かしたり、足を踏んだりまではしなくても、どんなリズムか意識するだけでもずいぶん違います。
音楽に対する感覚が鋭くなってきます。絶対に実際に自分が演奏する時に役に立つはずです。
3.暇さえあれば頭の中で音楽を再生する
朝一で聴いた曲、あるいは朝一で聞こえてきた音楽が、その日ず~っと頭の中で鳴っていることありませんか?
または、何か練習している曲があれば、それをしょっちゅう聴くわけなので、聴いてなくても、別のことをしていても、ふと頭の中で再生してしまう・・・のは正直良くあります。
アドリブソロのフレーズを一語一句、空で歌えるまでならなくてもいいんです。それよりそのバックのリズム、構成、進行がほぼそのままイメージできれば、その曲のリズムについてはかなりマスターしたことになります。
まあ実際は、イメージどおりに演奏できるかというとそうでないことがほとんどなので、そのイメージに近づかせるために練習しないといけないのですが、実際に楽器に触れる時間が少ない人ほど、この「イメージトレーニング」は有効です。
ただ、イメージできるということは、リズムを意識する、リズムを正確に再現できるということですから、実際に演奏する時、かなり有効だと思います。
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以上、リズム感が良くなるために普段から何をどう意識すればいいのか、いくつか説明しましたが、要はかなりオタク的になって音楽と接しようということです。
音楽は娯楽ではありますが、演奏者だったらそこはとことん突っ込まないと、演奏は上達しませんし、人に感動を与えられるような演奏はできません。
そして、リズム感に関しても、こうして普段から意識していればクセになり、そのうち特に意識しなくても当たり前にリズムが取れるようになります。
音楽大好き人間に、音楽キチガイになりましょう!
先日も書きましたが、決して難しくありません。
→ 超簡単!リズム感を鍛える7つの方法。中高年でも大丈夫!
それではまた(・∀・)